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11/7講演の機会をいただきました「禁煙指導」
対象は薬剤師の先生方です。
このような機会を与えて下さいました兵庫県薬剤師会の
皆さまに感謝いたします。
話の内容は禁煙指導について。
タバコは16世紀ポルトガル人が鉄砲と一緒に日本に持ち込み、
江戸時代には喫煙習慣が広まったそうです。
ご存知のようにタバコの害は多岐にわたります。
癌、動脈硬化に伴う心筋梗塞、脳卒中、肺気腫、喘息etc.
タバコの煙に含まれる発がん物質は70種類にも及びます。
体に悪いとわかっていてもやめられない。
やめてもまた吸いたくなる。
それがタバコの怖いところです。
やめられない原因、それはタバコに含まれる「ニコチン」です。
ニコチンはコカインやヘロインといった非合法薬物より
依存性を来しやすいともいわれています。
ニコチンはドパミンなど快感、幸福感をもたらす
物質を増やします。
体の中のニコチン濃度が減ると
快感、幸福感を復活させるためにニコチンを欲します。
ニコチン欠乏が長く続くと
イライラ感がでてきてタバコを欲します。
そこでタバコを吸うと快感、幸福感が復活。
こうやってニコチン依存が形成されます。
ニコチン依存症は立派な病気と考えられています。
タバコをやめたいと思っているけどやめられない。
そんな方は禁煙外来を行っている医療機関にご相談ください。
禁煙補助ができるお薬があります(現在一時的に処方ができません)。
お薬を使うと比較的楽に禁煙できます。