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12/8講演の座長を務めさせていただきました「喘息の吸入治療」
演者は京都大学の佐藤篤靖先生。
私が京都大学大学院時代にお世話になった先生でもあり、
オンライン上ではありましたが数年ぶりにお会いできてうれしく思いました。
お話の内容は喘息の吸入薬について。
喘息の治療の基本は吸入ステロイド薬です。
吸入ステロイド薬の普及に伴って喘息で亡くなられる方は
激減いたしました。
吸入ステロイド薬が普及していなかった1990年代前半までは
日本で6000人程の方が喘息で亡くなられていましたが、
現在では約1400人まで減少しています。
吸入薬は徐々に進化してます。
ステロイド薬以外にβ刺激薬、抗コリン薬といった
気管支を広げるお薬が配合されたお薬も登場しました。
これらのお薬で症状が強かった方にも 喜んでいただけるようになりました。
喘息の治療をしながらも症状が残る場合、
治療薬を見直す、別の原因がないか探す必要があります。
もし咳、喘息でお困りでしたらご相談いただければと思います。